洗面化粧台でお化粧もできるのが理想

大工さんの造作だから感じられるオリジナリティ

2018年07月05日 10時59分


洗面化粧台は、世の中で注視されるトレンドとしては意識されない商品の一つだと思っています。
自動車やスマホ等は、新商品が出る度に、そのデザイン性や機能性が多くの論議を呼び、
テレビCMで頻繁に放映されて、巷で目にする機会も多く、必然的にトレンドを意識する商品だと思います。

一方で、家庭用の洗面化粧台というのは、自宅の家の中で使用されるという特性上、
多くの人達の目に留まる商品とはとても言えない。
テレビCMを目にする事も無く、一般的には新築時か、リフォーム工事で新品に交換する際に、メーカーショールームや住宅展示場で確認する以外は、
目にする事がほとんど無い、言わば特殊商品だと考えます。

どの家にも必ずあって、必需品なのに、余りに世間の位置付けが低い種類の商品と言えるのではないでしょうか。

ですから、よそのお宅にお邪魔して利用させて頂かない限り、自宅以外の洗面化粧台を目の当たりにする機会は余り無く、
よそのお宅で比較検討する様な出過ぎたマネもできない事から、自宅の洗面化粧台と違う種類の洗面化粧台を比較する事は、限りなく機会が限られています。

つまり、一般的にはよそ様の洗面化粧台と自宅の洗面化粧台の違いに気が付かない為、

自分はどこにこだわって、他人様は何にこだわっているのかも、意識しずらい商品だと思うのです。
この様に考えると、洗面化粧台という商品は、商品であるのに商品らしからぬ販売の仕方と購入の仕方を経ているのだと気が付きます。

さて、我が家の洗面化粧台ですが、家は既に30年以上経っているおんぼろな家で、

新築時に設置した商品なので、極めて古いタイプの洗面化粧台です。
実は、現在の洗面化粧台ではなく、化粧台の台に当たる部分は大工さんが造作していて、
その台に洗面ボールとカランが取り付けられているスタイルです。
正面には大きな鏡が一枚取り付けられていて、その隣の壁部分に観音開きの扉が造られて、
内部が収納になっています。
台の下にも観音開きの扉があって、内部が収納になり、配管をその扉が隠しています。
ボール部分の台は奥行き約60cmで、右手には奥行き15cm程でカウンターが伸びています。
そのカウンターの前にトイレの便器があるスタイルになっていて、トイレが洗面と完全に独立しているタイプではありません。
当時の設計としてはかなりモダンなトイレ・洗面空間なのではないかと思います。
細かな設計意図はどうしたのか覚えていませんが、ほぼ大工さんにお任せして、
図面を観てこれで良いと指示したのではないかと思います。
 現代の洗面化粧台と大きく違う点は、埋め込み式の洗面ボールなので、台の表面に対して陶器ボールが浮きあがっているので、何か不格好です。
ボールも大きくなく、勢いよく水を出すと、水はねします。
最も良いと思っている点は、カウンタータイプになっているので、
独立した600幅や900幅の洗面化粧台よりも、小物を置くスペースがある点です。
又、単なる箱の様な現在の洗面化粧台とデザインそのものが違うので、
不格好とはいえ、何か味のあるデザインに仕上がっています。
新築の分譲住宅やマンションの洗面は、既製品の箱型洗面化粧台を購入して据え付けているだけという場合が多く画一的ですが、
我が家の様に、大工さんが造作してこしらえてくれた洗面化粧台は、やはりオリジナリティを感じる事ができるので、自慢です。
拘りという程ではありませんが、我が家の洗面化粧台については、こんな感想を持っています。